僕は就活を証明しようと思う。

完璧な就活というものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

高校生の時に知りたいマネーリテラシー【ふるさと納税編】

┃資産形成の方程式

僕は高校の授業でマネーリテラシーを教えるべきなんではないかと常々思っている。

なぜなら資産形成の恒等式なんて高校で習うどの公式よりも簡単だ。

 

資産 = (収入 - 支出)× 運用利回り

 

これが美しき恒等式だ。どうだ、数列の公式よりよっぽど簡単だろう。

なのに世間に溢れている情報や親がすすめる情報はどうだろう?

 

節約してちゃんと貯金しなさい

 

節約はしようもあるだろうが、貯金なんてしていたところで利回りなんてほぼないのは皆さんご存知だろう。親の世代から「貯金」がなぜ呪文のように繰り返されるのかというと詳しい説明は省くが、時はバブル期、定期預金の利率が6%を超える時代を生きてきた人々なのだ。それは貯金が神話のように思えて当然だし、他の選択肢を吟味する必要があるかと言われればないのだから知らなくて当然だろう。

 

1)収入をあげる、2)支出を減らす、3)運用利回りを上げる

上記については、下記のあたりの書籍に詳しいので読んでみるといい。

 

┃本当の収入を知っているか?

ところで貴方は自分の収入を知っているだろうか?毎月預金口座に振り込まれる金額のことではない。サラリーマンは自分の稼ぎから源泉徴収という形で税金が引かれており(国が個人から税金をとりっぱぐれないようにする制度ともいえる)、その税金率は所得の約20%ほどに及ぶ。さらに社会保険料は会社と個人が折半で負担しているため、その分が人件費に織り込まれていると考えると所得の約30%ほどの税金を国に納めていることになる。サラリーマンの平均生涯所得が約3億と言われているので、約1億ほどの税金を国に納めていることになる。。

┃税金が控除された上にお礼の品がもらえる魔法の制度

上記の税金についてや、サラリーマンが行う節税の方法についてはこちらの書籍に詳しい。

数ある節税制度の中でも、今回紹介したいのは「ふるさと納税」という魔法の制度だ。

kurashinista.jp

すごく簡単にいうと、自治体に寄付をすることで、その自治体からお礼の品が届く。
これだけなら寄付という名目て商品を購入したに過ぎない。もちろん、これだけではなく、寄付額から2,000円を引いた額が所得税、住民税から控除されるのだ。

┃本当に感じる「ふるさと」の愛

上記の説明よりも筆者の体験をもとにしていただいた方がイメージが湧くだろう。

1)「さとふる」のような、ふるさと納税ポータルで寄付したい自治体、御礼品を決める。

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2)実際に寄付をする

筆者は妻が広島出身ということもあり、地元広島の中から欲しい返礼品を探した。

 

www.satofull.jp

 

3)お礼の品が到着

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そして届いたのがこちらだ。地元の良さをPRするのが制度の1つの狙いとあって、届いた返礼品のウイスキーが抜群に美味しかったことは勿論、市長さん?からの手紙などが入っており本当に行きたくなってくるから不思議だ。

4)ワンストップ特例を使えば超簡単

税金って聞いただけでうんざり、、、手続きとか面倒なんでしょ?一つだけ言えるのは、その手間を惜しむことで多くのコストを払っていることに気がつくべきだということだ。行動経済学の話ではないが、人は損失回避の思考が強い。であれば例えばだが、「ふるさと納税しないことで年間10万以上損してますよ!」と言われたほうが感じることがあるかもしれない。ワンストップ特例を使えば超簡単なのに加えて、10万以上の損失を回避できる。

www.satofull.jp

 

上記で納税の手続きは終了だ。あとは届いたウイスキーでも飲みながら、税金が控除されるのを待つだけという魔法のような制度。イケてる社会人としてマネーリテラシーは必須の教養だと思うが、その踏み絵としても「ふるさと納税」の実施有無はひとつ基準になるのではないだろうか。

┃注意点は少しだけ

・いくらでも寄付できるの?寄付額については下記のように限度があるので寄付前に確認が必要だ。(当然ながら自分が納めている税金以上に寄付はできない)

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出典 https://kurashinista.jp/column/detail/3835

・いつ戻ってくるの?確認方法は?

注意したいのが寄付してすぐに税金が控除されるわけではない。
(なので現金に余裕が無い方にはあまりおすすめできない)

shokonoaruie.com

上記記事が詳しいが抜粋すると「ふるさと納税をした翌年6月から翌々年5月までの12か月間に支払う住民税が安くなる」のだ。(ワンストップ特例を利用すると、所得税からの還付はない)

忖度なしで就活生の情報収集におすすめしたいTwitterアカウント30選

彼を知り己を知れば百戦殆からず

持論だが就活は情報戦だと思っている。私が就活していたときは、スマホなんて存在しなかったしSNSmixiがあったくらいだ。なので、企業と就活生の間の情報の非対称性はあまりにも強く、先輩達の口コミや、webなら2chみん就等の信頼度が激的に低いサイトの情報を信じるしかなかった。しかし今はどうだろう。少なくても情報の量は10年ちょっと前とは比べものにならないし、当然その中には質の高い情報もある。

ただし、量が多いがゆえに、その質の高い情報を見つけるのが大変なのだ。そして正確な情報を掴めないまま戦うと「はい、自分には御社しかありませんので本気で働きます!」とかいうトンデモ就活生が登場してしまう。逆に、「正しい努力」をすれば一定誰にでも勝ち筋はある。その「正しい努力」をするために情報戦を制する必要がある。

 

イッタランドでフォローしておきたいアカウント

ということで、結果30名ほどの方から自薦他薦をいただきつつ、忖度なし、完全主観のおすすめツイッタラーのキュレーションをしてみた。以下は予め断っておく。

  • 紹介するまでもないアカウントは割愛。著名人(田端氏)や個社名が出ているアカウント(CAオザマサさんとか)。なぜなら検索すればすぐ出てくるから。
  • 定量Tweetがある人を選出
  • 投稿内容の5割くらいが就活生のためにもなるものを選出
  • そもそも僕が知らないアカウントでおすすめアカウントも絶対ある
  • 主観、ポジショントーク万歳

余談だが、ポジションを取ってないメディア程面白くないものはない。だってそれWikipedia読んでるようなもんや。

さて前置きが長くなったが以下分類で紹介していく。

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2018年7月1日更新

┃ 企業人事が発信する就活系情報

・大手企業の事業を分析、動画がわかりやすい

・面接突破のための情報宝庫

・大手企業のESもう出した?リマインドありがとう

・誰にでも役立つフラットな情報。かつお姉さん(人妻)にモチベーションあげてもらいたければこの方。学生からの信頼が厚い。

・巷の書籍の何倍も本質をつく就活の考え方

・学生も感じているだろう就活のオカシイ構造にエモいメス。ONECAREERのお二人。

・ド直球かつ本質、丁寧に答えるアイコンがセクシーな人事OL

・わかりやすく、シンプルな就活情報

 

┃ 企業人事が発信するキャリア情報

転職市場に精通する人事。新卒就活でのハウツーは多くないが、転職市場を理解しておくと意思決定に役立つ。

 

┃ 社会人が発信する就活情報

本業が現在人事ではない人たち(おそらく)その分客観的な情報が得られる。

・忖度なしの採用側の本音

・ワンキャリアQ&Aから質問すると親身になってくれる元R

・時々濃厚ブラック元リクお兄さんとして愛のある厳しさを発揮する沖縄のお兄さん 。複数で運営しているのではないかと疑うくらいTwitterでのレスがはやい

外資のマーケターらしく物事の構造化が巧み。マーケ職目指す人は必見。

・MARCHの大学生、町田イチローさん(@MARCHdaICHIRO)が教える下剋上就活術。

www.onecareer.jp

B2Bの川上、川下メーカーというツイッタランドでは珍しい業界のお二人。就活にも明るい

・その名の通り金融村出身、切れ味が鋭い本音。6番ピッチャーだったらしい

・商社を志望する人におすすめ( @tetsushi_ito )
この記事がおすすめ↓

www.onecareer.jp

コンサルを志望する人におすすめ(@Craftmaaaaaan)

note.mu

 

 

┃ 社会人が発信するキャリア情報

・若手社会人や商社希望の人におすすめ

・元リクナビの中の人。若手社会人に通じることは就活にも通じる

・経営者の視点を感じておくことは大事。採用の意思決定は経営だから。

┃ 恋愛工学出身のリベラルアーティスト

金融日記でお馴染みのクラスタがここ、皆様一般教養に対する造詣が深く勤勉。

・就活工学サロンを運営。僕も入りたい。

・勤め人を卒業しNEETを目指す人必見。就職だけがゴールじゃないですよ?

・ロジカル、とくにかくロジカル。ロジカル恋愛論は抽象度あげればロジカル就活論になる

┃番外編

・企業研究に必要なビジネスモデルや会計をわかりやすく知りたいなら

・読んでいると気楽になれる

 

以上、随時更新予定だが筆者が注目している発信者である。

最後にワタナベカズキ君も何卒ご贔屓に!

 

2018年7月1日更新

「就活やめないなら内定とかださないから」について考えてみた

本記事はオンク氏(@it_warrior_onc)のブログのオマージュでお届けする。www.onclog.com

 

 

「内定を出そうと思うけど、6/1,2の内定者研修来られる?」

 

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最近季節がらかTwitterやメディアで就活生のオワハラの被害をよく見かける。

 

www.onecareer.jp

 

ワンキャリアさん(@onecareerjp)でもこんな特集が組まれていたが、「他の企業を辞退するなら」「内定承諾書に書面して就活終わりにするなら」「6/1(名目上の就活解禁日)に研修に来られれば」「うちに決定するというコミットメントがあるなら」内定を出す等のあれだ。勿論本人もそれで迷いがないなら従えばいいとは思う。

 

ただ特に男性諸君は胸に手を当てて5回復唱してみてほしい。

 

就活やめないなら内定とかださない

就活やめないなら内定とかださない

就活やめないなら内定とかださない…

 

どこかで聞き覚えはないだろうか?

 

そう、恋愛工学生でも出会う最後のハードルであるこれだ。

 

付き合わないとそういうことしないから

付き合わないとそういうことしないから

付き合わないとそういうことしないから…

 

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このセリフを聞いたときの心境は兵糧が大事な戦いで兵糧を焼かれた壁将軍に等しい。(完全に余談だが壁ほどモッテないキャラも珍しいw)

さて、この女性からの最終命題については、恋愛工学コミュニティのマスター的ポジションであるオンク氏が冒頭の記事内で非常に美しき証明を行っている。


大事な部分を引用させてもらう。

「あたし"付き合わない"とそういうことしないから」

は、現代の恋愛で有効なアクションとなり得るのだろうか。 

もっというと、このアクションによって互いに幸せになれるだろうか。

答えはNOだ。

なぜなら、その根底には

セックスと相手からのコミットを交換しよう

というマインドがあるから。

セックスと引き換えにコミットをせがむのは極めてダサいアクションといえる。

(中略)

「セックス以外にあなたに与えられるものはありませんよ」

と言ってる女性に魅力を感じないし、長期的な関係を築きたいとは普通思わない。

 

┃内定と引き換えにコミットを引き出すオワハラ企業

 

さて、感のいい読者ならもうお気づきかもしれないが、担当直入にいうとこうだ。

 

オワハラとかそれに近いことする企業ってクソ出せくない?ねー?

それって内定しかコミット引き出せる方法ないってこと?


話はそれるが、私も人事をしていたので、もちろんコミットを引き出したいメカニズムもよくわかる。女性は男性と比べて圧倒的に生殖コストが高いから、男性からのコミットを求める。同様に、基本的に学生は無数にエントリーも内定も取ることができる一方、企業の内定出しコストは相当高い(私の以前の会社で一人内定あたり約100万+多大な工数)。なので企業からしたら高いコストをかけて見つけた採用基準の学生を逃すことや、逃した際にまた0から探すコストを嫌うため、

 

「どこにも行かず御社にコミットします」

 

という御社コミットを引き出したいという感情は男女関係と同様に本能に基づくものであるため、否定はしない。

 

ただしである。

 

我々人間は本能ではなく、理性で生きられる生物だ。

 

だとしたら企業は本能的な衝動で無理やり御社コミットを引き出すのではなく、合理的に合意を得るべきなのではないだろうか。

 

┃内定の先にあるなにか

 

再度オンク氏の論文を引用させてもらうが、

恋愛で大事なのは、

蜜壺自体の価値を釣り上げて相手からコミットを奪うことではなく、

蜜壺の先にあるなにかを与えることなのではないだろうか。 

 

この通りだと思う。企業に必要なのは、

内定自体の価値を釣り上げて、選択肢を奪いコミットを要求することではなく、

内定の先にあるなにか与えることだ。

わかりやすさを優先して誤解を生むかもしれないが、三菱商事に内定をもらって承諾をしない学生がどれだけいるだろうか?

それはオワハラなんかではなく、三菱商事のMissionに対する共感、自身の成長、合コンでモテるメリット、対価、ブランド全てを得たいものと学生が判断した結果だろう。

 

ここまで読んでもらって非常に申し訳無いのだが、本記事に関しては、だったら学生はどうしたらいいのかというソリューションは持っていない。企業に変わってもらうしかないのだ。そんな企業には行かないというのが、学生が唯一できることであるが、それを簡単に言えるくらいならオワハラなんて成立しないと思うので、残念ながらそれでは理想論にしかならない。

しかしあえて理想論に戻させてもらう。

*******************************************

「そこは他の企業受けにいきます。もしそれだと内定もらえないということなら、好きだった御社が好きじゃなくなるので、それはそれで構いません」

 

おしまい

 

skogaku.hatenablog.com

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もし村上春樹が、こじらせ就活生だったら

「内定はお祈りの対極としてではなく、その一部として存在する。」

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 ***

その日、僕は極めて人の多い鉄の塊(おそらくぞくにいう満員電車というやつだ)に乗り、面接が予定されている会場に向かった。満員電車というものは乗るのがいつであっても、とんでもなく苦しく、まるで肉挽き機をくぐりぬけている牛肉のような気分だ。

 

ただし、僕の息子は、面接を控える所有者の意思とはどうやら関係なく動くものらしく、昨晩寝た乳房の大きい女のことを思い出し、ピサの斜塔みたいな確度で勃起していた。いささか面倒なものを身体の一部にしてしまったものだ、やれやれ。

 

そしてなんとか会場についた僕は、今朝Starbucksで注文したコーヒーについて、なぜオリジナルブレンドにしてしまったのか、本当はコロンビアの酸味にナッツを合わせるべきでなかったのかと深く後悔をしながら受付に向かった。

 

受付では名前を聞かれた。どうやら何をするにもこの国では名前というものが必要らしい。

 

「お名前?名乗る程の名前じゃないよ。実際たいした名前じゃないんだ。僕の名前になんの意味なんてない。生まれた街にだって3人はいた。」

  

「今日説明会参加の学生ですか?お名前は何ていうんですか?」

今度は隣に座っていた就活生の制服ともいえる黒いスーツを着た男子学生が僕に聞いてきた。

 

「また名前の話か。説明しなくてはそれがわからないというのは、つまり、どれだけ説明してもわからないということだよ。わかるかい?」

 

「変わった人ですね。尖ってて面白いです!ところで内定はいくつもっているんですか?」

 

これを尖っていると呼ぶのはザハイロウズの「青春」の中に出てくるつららだけだと僕は思いながら

 

「わからない。代わりに好きな小説の話ならできる。」

 

その質問を冷たくあしらった。なぜなら質問という皮をかぶった、自慢大会が繰り広げられることになるのを僕は知っていたのだ。

 

「就活生が面接やGDの中で使う逆は、対して逆でない場合も多いんだけれども、いまの場合においては"逆"という言葉自体が何か運命を持った言葉として使われていると考えてくれ。その上で逆に君は内定の持つ意味について考えたことがあるかい?」

 

「内定の持つ意味?それは企業から選ばれた一握りの学生のことじゃあないんですか?高いお給与もらって、企業名を言えば皆が驚いて合コンでモテる夢のような権利のことですよ。」

 

「もちろんそうだ、でも」僕は続けた。

 

「内定はお祈りの対極としてではなく、その一部として存在するんだ。」

 

「つまり僕はこれまで35社のESを出して、13社突破した。しかし内定はゼロだ。ゼロという数字は不思議なもので何を掛けてもゼロなんだ。1と0の間には、童貞かそうじゃないかくらいの差がある。いささか変な話だろ?こういう感じってわかるかい?」

 

相手は僕とは格が違うと察したのか(あるいは僕を突拍子もない人間だと思ったのかもしれない)、グループディスカッションで学生達の間をぐるぐる周りながら品定めをしている人事のような顔をしていた。

 

「ところで小説の話だったね。ぼくは夏休みのプールのベンチで読む、恋人に捨てられ、気になる女性には見向きもされず、非モテな人生をおくる主人公わたなべ君の成長が描かれているフジサワカズキの『ぼくは愛を証明しようと思う。』を出鱈目に開いて読むのがたまらなく好きなんだ。」

 

「やっぱり成長って大事ですよね!ちなみに僕は内定が3つあって、どれにしようか迷っているんです。」

 

おそらく音楽でいうならサビだけ聞くタイプの彼は「今日頑張りましょう」といって名刺を一枚置いていった。そして内定の数は「3」だ。僕は3番目に寝た、左右の乳房が均等に整った女の子のことを思い出さずにはいられなかった。

 

****

「当社を志望した理由はなんですか?」

 

「はい、御社の作るランドクルーザーに強い思い入れがあります。小さいころから片親でお父さんに育てられた僕は、週末皆でキャンプに行くのが凄く楽しみでした。その週末キャンプに行くときの車が父の好きなランドクルーザーだったんです。そんな体験に加えて、大学のサークルの話です。皆で旅行にいくことが多かったんですが、普通の車で行く時と、私が父から借りたランドクルーザーで行く時だと皆の笑顔が少し違う感じがしたんです。やっぱりモノではなくてコトだって感じました。人を笑顔にすることがモットーなので、御社のランドクルーザーを通じて社会に"トヨタらしさ"を伝えたいと思っています」

 

良くマッサージされた口が、心と別に運動をしているような完璧な志望動機を先程の学生が答えた。僕はその学生が話をしている間中、口というものの役割について暫く考えていた。これほど口について真剣に考えたのはいつぶりだっただろうか。

「ではムラカミさん、あなたの強みはなんですか?」

 

「僕は僕の弱さが好きなんだよ。苦しさや、つらさも好きだ。夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ。だから強みについて聞かれるといささか不機嫌な気分になる。わかってほしい。 」

 

面接官は何も言わずに、ペンを取った。僕はペンが人を2つに分ける「合」と「不」という記号のうち「不」に◯をしたことを見逃さなかった。涙を流さずに玉ねぎを切るコツを知っているという強みを、しぶしぶ語ろうかと迷ったが、自分を偽ることはこの時の僕には許されなかったのだ。

 

気分良く帰ってもらうことが、目的の1つでもある面接官は僕にもう1つ質問をしてきた。

 

「それでは学生時代一番頑張ったことを教えてください」

 

いわゆるガクチカだ。

 

「そんなものないんだ。つまりゼロ、僕の内定と一緒さ。他の人と同じく、学校にはそこそこ行き、それなりにバイトをしてサークルに入り飲み会をしていたんだ。崩壊しそうなチームをまとめあげた経験も、逆境を乗り越えたことだってほとんどない。申し訳ないが人の笑顔をつくることに興味もない。だってそうだろ?この時期にだけ学生リーダーがたくさん生まれるんだ。もし本当にそうなら、この国には学生分のリーダーか副代表がいることになる。笑顔だって一緒さ。そんなに皆を笑顔にするのが好きで社会人になるなら、どうしてサラリーマンは皆辛そうな顔ばかりしているんだい?ついでに言わせてもらうとランドクルーザーだってただの鉄の塊で、その意味では今日僕が乗ってきた電車もスバルの車だってただの同じ鉄さ。その鉄を格好良く装飾することで違うように見せるんだ。就職活動だってそういうものだろ?」

 

面接官が僕の発言の途中から、Facebookの友人があげるリア充な写真に手元のPCで熱心にいいね!をしていたのを僕は見逃さなかった。

 

帰り際、二度とこないかもしれない飯田橋の会社を出る際に、先程の学生に僕は呼び止められた。逃げようかと思う僕の影をまるで踏んで止めるように、学生はぼくに話かけることを強く願ったのだ。

 

「さっきのムラカミさんの答え凄く面白かったです!自分の弱さを受けいれること!これは強さですよね!アドラー心理学でもそう言われていました!2次面接でお会いできるのも楽しみにしています」

 

「大事なのは、他人の頭で考えられた大きなことより、自分の頭で考えた小さなことだ。わかるだろ?」

 

「はい、名刺の裏に連絡先があるので、ぜひまた色々教えてください!」

 

この国では「はい」の持つ意味合いが少し変わってしまったのかもしれない。

 

***

カシューナッツの他に、オンザロックに合わせるカリフラワーを茹でていた僕は、ふと、今日面接であった学生のことを思い出した。これからオンザロックに合わせて、マルクス資本論を読む予定だった僕が、なぜ彼のことを思い出したのかわからないが、それは推理小説にでてくる拳銃のように、使われるのが義務のような気がして、僕は彼からもらった名刺にかかれたTwitterを除いた。

 

今日某ト◯タの面接であった学生、マジ卍。弱さが好きとか草。一方僕は、会社の理念と自分の原体験を紐付けて、大学時代のエピソードとともに、人の役に立つのが好きなこともさりげなく伝えたからこれはもらった。 

 

僕は即RTしたが、した後にもの凄く後悔をした。なぜなら僕のフォロワーは私の裏垢と、自分の親しかいなかったのだ。

 

*** 

 

1週間後、案の定、僕のもとにはご縁がない旨を知らせる無機質なメールが届いた。「今は待つしかありません。お辛いとは思いますが、ものごとにはしかるべき時期というのがあります。」僕は村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル 」の中のセリフを思いだして自分を保とうとした。そうでもしないと自分が何かと切り離されてしまう感じがしたのだ。

 

僕は頭では止めたほうがいいとわかっていながら、同じ学生のTwitterを除いてしまった。何故だかわからないが、そうしなければいけない気がしたのだ。

あれト◯タの面接落ちた。。もうランクルなんて絶対買わない

 

僕は先日面接の受付で、Attractフェーズを難なくクリアした耳の大きな女の子に連絡をし「今から、ハーゲンダッツを食べたいから家にこないかい?とびっきり美味しい限定モデルがあるんだ」と家に誘った。彼女たちには家に来るための言い訳を与えてあげる必要があるのだ。面接の担当者が上司に学生の評価を説明するためだけに、わかりやすいシグナルを求めることに良く似ている。

 

家に来た耳の大きい女の子は、ハーゲンダッツを食べ終わるかどうかのところで僕を激しく求めてきた。

 

「ムラカミ君って本当すごいのね。これまで寝た男の中で、私の耳をここまで気持ち良くしてくれた人なんていなかったもの。本当よ。勿論選考もばっちりだったんでしょ?」 

 

「ああ、ただ面接の途中からちょっと違うと感じていたから、落ちているのかもしれない」僕はコンドームを2重に重ねるくらいに自分のプライドを厳重に守りながらこう答えた。

 

「それより君の耳だって十分すごい。胸の大きさにラベルがあるように耳の大きさにもラベルがあるなら、君はだいぶ上の部類に入る」

 

セックストリガーを最大限に引くために耳の大きな女の子を褒めながら、どうして女の子の前ではここまで忠実にテクノロジーを使えるのか、面接官の前では上手くしゃべることができないのかを考えていた。

 

答えは僕の中にあるんだ。

ただし、ものごとがあまりにも完全だと、

そのあと決まって反動がやってくる。

それが世のならいなんだ。

 

と僕は自分に言い聞かせながら空をみた。

 

空にはぽっかりと2つの月が浮かんでいた。

 

***

 

skogaku.hatenablog.com

 

僕は「10年後の仕事図鑑」を就活生向けに再編集しよう。

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┃10年後の仕事図鑑を就活生向けに再編集しよう

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

 

堀江氏と落合氏による共著。筆者は最初タイトルから、10年後になくなる仕事や、価値の高い仕事は何かということが語れるのかと思い流し読みを想定していた。しかし、著書の中で「そんな予想は占いくらい意味ない」と堀江氏が断言してしまった。アワワ。

では何が語られているかというと(筆者の解釈も多分に入るが)「10年後に価値を発揮できる生き方」とは何かという、どちらかというと職業軸でなく普遍的な「働き方」について言及されている。

本ブログは就活生用なので、乱暴ではあるが就活生を軸に本著のテーマを再編集すると下記のとおりだ。

┃現代における資産とは何か

著者の解釈による編集も入っていることと、財務観点で正確なB/Sではないのはご了承いただきたいが、過去と比較すると資産の定義がこのように変わってきている。

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B/S等あまり馴染みがない就活生向けに簡単に説明するとこうだ。毎日会社員は頑張って働いている。そこは投資という観点でみると「自分の時間を所属組織に投資をすること」で給与という資産を得て(給与を資産に入れているいるのは便宜的なのでご了承いただきたい)貯金・肩書等の形で資産として蓄えているということだ。またB/Sに現れない労働市場での資産としては企業名や役職があげられる。ここで著書の中で堀江氏も指摘している通り、給与→貯金という固定観念を捨てるべきということだ。そもそも貯金とは、第2次世界大戦中の贅沢は敵!戦費の捻出のために、郵便貯金を国が推奨したプロパガンダによるものということだ。現代日本ではマイナス金利等があるようにお金が余っている。ならば古来の概念である「貯金」という「資産」にこだわる必要はないのではないだろうか。下記にあげる「資産」が得られれば「お金」は得られるのだ。

┃10年後も価値のある資産の築きかた

では、これからの資産とは何か。著書を要約した上の表を説明すると下記だろう。

1.2 コンテンツ/フォロワー

自分ならではのコンテンツを可視化出来るかたちで持つこと。それがユニークであればあるほど市場価値は高くなる。遊びを追求した先のコンテンツにそのユニークさが生まれる。更に何かと何かのかけ合わせになればなるほどユニークさは増す。手前味噌だが、筆者のブログは「恋愛工学×就活×事業」という筆者の好きな領域の掛け合わせとしている。

また、私も悩ましいのだが(仮に)良いコンテンツであったとしても、届ける手段(狭義のフォロワー)がないとコンテンツと市場が結びつかず影響力が限られる。その意味でリアルでも良いし、SNSでも良いのだがフォロワーを多く持つことが影響力の源泉となる。余談だが、自分のコンテンツとそのフォーマットに応じてSNSを選ぶ(使い分けること)が必要だろう。TwitterInstagramで愛されるコンテンツは違うといえばわかるはずだ。

twitter.com

※上が私のTwitter。就活、ビジネス、マーケティング、恋愛工学の情報を配信しているので是非フォローしてほしい

3.知名度

これは言うまでもないかもしれないが、何を言うかも大事である一方、「誰が言うか」というのは洋の東西を問わず、昔から信用の源泉となっていたものだ。以前はこの役割をマスメディアが担っていたため、個人の知名度は微塵であった。しかしSNS等の登場で誰もがメディアになれる時代において、知名度は信用に大きな影響力を与えている。その意味では、企業名/役職という旧来の資産も「知名度」として信用獲得のために手段となっている。現にTwitter等で株式会社◯◯CEO等にはフォロワーがつきやすい傾向にあると思う。

4.能力/スキル

「できることがある」ということが可視化されやすく、評判も得やすいことや副業解禁等の流れを受け、「できる人」が信頼され、以前よりも仕事を獲得しやすくなっている。本書でも説明があるが、この能力においては、足の速さや健康等ではなく、交代可能で汎用性の高いものほど資産価値は高くなる。

5.研究

ここは落合氏ならではの観点だと思うが、正直なところ筆者にはイメージがつきずらいので割愛。

┃お金がない学生でもできる調達方法

また資産ではなく負債の点である、資金集めの方法についても少し言及したい。以前は法人が銀行や資本市場から借りることが主流で、学生ができることといえば親に借りることくらいだった。ただ表にも示したように、現代においては学生でも資金を集める方法が多数用意されている。例えばpolcaを使えば友人達から寄付と言うかたちで調達をすることができる。

polca.jp

例えばなのだが、各種就活セミナーで得た情報を全てコンテンツ化して発信します。そのために色々なセミナーにいきたいので◯◯円寄付を募ります。とか、アフィリエイトブログを立ち上げたい。そこで収益があがればバックをするから、最初のサーバー費用とコンテンツ費用を寄付してほしい。とかが可能なのだ。

┃資産が築ける会社選び

さて、ここが本題なのだが上記が10年後求められる資産が上記とすると肝心の会社選びはどうするべきだろうか。

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上記の通り、資産が築ける会社とそうでない会社を切り分けることができる。企業選びにおいては、赤字が特に重要だと認識をしているが、例えばサイバーエージェント等はこの意味で非常に巧み(企業にも個人にもwinになる)な組織づくりをしているように感じる。子会社化して重要なポストを作り役職を創出し、意思決定ルートを短縮。R25の編集長等に見られるように、誰が手がけけたgoodjobかも明確だ。賛否はあるにせよ企業ブランドも高いことに加え、藤田社長を筆頭に人事の曽山さんや、他社員の著書もたくさんあるくらいセルフブランディングにも貢献してくれているように見える。

さて長くなったが本書のエッセンスを就活生向けに再編集するとこんなところだろうか。まだ良く読んではいないのだが、メタップス佐藤氏のお金2.0も同じような内容であることが想定されるし、以前から評価経済等と呼ばれていたものにテクノロジーが追いついてきたため、今あらためて「価値」に対する考え方が見直されているのではないだろうか。 

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

以下は著者の読者メモ↓

┃投資に対して資産を得られる働き方

落合:プロダクトの権利は会社に帰属するものとする。これは湯婆婆に名前を奪われるのに等しい。個人の時間を投資した結果、会社の資産にはなるが、自分の資産にならない

堀江:堀江貴文イノベーション大学校ではお金を払って皆参加しているが、お金を払いながら仕事をしている場合もある。例えば自分の表紙のデザインをお金を払いながら制作することで、それは彼の実績であり資産になる。会社員として生きることも、会社をいい意味で利用して「自分の資産を築く」ためには悪くない。幻冬舎の箕輪氏が会社を辞めずに会社のインフラを利用しているのがいい例。

 

イカれた就活システムから脱出せよ

落合:労働者根性や同一性回帰願望はひどい。就活における手書きのESやリクルートスーツに代表される「努力すること自体が美しい」「みんなと同じだと正しい」といった実価値より共感性を尊ぶ前時代的かつ全体的な在り方をインプリントされる。

堀江:大企業信奉なんてさっさと捨てろ。年功序列、それなりに給与も連続的にあがるなんて高度経済成長期の昔話であり幻想だ。

 

┃なくなる仕事・変わる仕事

管理職:管理(マネジメント)するだけならAIで十分。ビジョナリーなリーダは必要。

営業職:フォロワーのいる営業マンだけが生き残る

クリエイター:ここは実はAIが得意とするところ。確率論的に何が受けるか受けないかは統計でだいたいわかる。

┃生まれる仕事・伸びる仕事

一億総クリエイター時代:一般的なクリエイターはAIに代替される可能性はある。ただし、好きなことを突き詰めて発信していたら、いつの間にか仕事になっていた、というような個人としての趣味を追求したクリエイターなら誰でもなれる可能性がある。好きなことをかけ合わせて1/100が3つあれば1/100万になれる。

予防医療:海外に比べて日本は遅れている。

┃お金の未来

お金を貯めずに信用をためよ:

お金は本来、信用や価値を交換するための単なるツール。ならば信用や価値をシェアしあえる人間関係があれば、お金は必ずしも必要ではない。お金で買える信用があれば、どんどん買った方がいい。

学生はpolcaおじさんに甘えよう:

友達から資金をつのれるpolcaというサービスがある。若い学生はお金が余っているオジさん達からpolcaのような投げ銭サービスを利用して、価値の循環をしてみるといい。

何が「信用」「価値」になるのか:

知名度」「能力/スキル」「未来を予測するためのリサーチ=研究」。足の速さ、健康等と健康不可能なものと違い、交換可能であるような、例えばスキルのようなものほど価値が高い。

 

 

就活生よ!ZOZOを褒めるな! むしろ正しくディスれ!けなせ!

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┃ワークすると超強力。ディスる技術

就活生が面接でやるべきことは会社を褒めることではない、むしろ必要なのは、真逆のディスる技術だ。まず、本家恋愛工学でのディスる技術を説明するならば、女をディスることで価値を吊り下げ、自分と対等、もしくは自分が上になるようにコントロールする技術である。これは相手がS級モデルのときほどワークする。つまり、相手がもともと自分より上の価値があるという自己認識をしているのに、褒め(媚び)ても逆に「私には釣り合わないわっキリッ」となってしまうということだ。逆に「モデルみたいだね?あ、手のモデルだよ」なんてディスる(いじる)ことで相手の価値を下げ、需要供給曲線を上手く利用するのだ。ただし一歩間違うと単に相手をキレさせることになるので要注意だ。

本家「ディスる技術 」や実はこの話の1つの肝である上表のACSフェーズという「シチュエーション」については、文庫化されたばかりの純文学「僕は愛を証明しようと思う」を読んでみるといい。余談だが、数ある恋愛テクニックに"シチュエーション"という要素を付け加えたところが恋愛工学が起こしたイノベーションだと感じている。

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。

 

 

┃就活生よ!企業を褒めるな! むしろ正しくディスれ!けなせ!

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そして就活である。タバティーこと田端氏(@tabbata)も有料noteだが企業をディスることを推奨している。詳しくは購入して読んでほしいのだが、シンプルにいうと「IR(※)を活用すること」という主旨である。筆者も完全に賛同なのだが、就活生からするとややイメージが湧きづらい部分もあるかもしれない。そこで、今回はタイトルにある通り田端氏が現在コミュニケーション室長を務めるZOZOを題材に、盛大にZOZOディス祭りを開催してみたいと思う。

※IR=投資家向け情報開示。上場企業は規定の情報を公開する義務がある。企業説明会等と違い良い情報、悪い情報を明確に開示する必要がある。

 

┃就活生よ!ZOZOを褒めるな! むしろ正しくディスれ!けなせ!

あなたがZOZOの志望動機を聞かれたらなんて答えるだろうか?

就活生A「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」に共感しました。昔私もいじめられていて、ファッションを変えることで自信を持てた。なので僕も御社に入り、ファッションを通じて人々の笑顔をつくりたい。ファッションにはそういう力があると思う」

面接官「しらんがな」 

就活生B「前澤社長がロックバンドをやっていて、そこから成り上がったことにロマンを感じた。私も今バンドをやっているので強く共感し、前澤さんのように成長したい」

面接官「しらんがな」

就活生C「ZOZOSUITが革命的だった。私もそんなイノベーションを起こしたい」

面接官「革命的なのは言われんでもしってるわ、ありがとよ!」

就活生D「田端さんの梅木さんいじりが秀逸。僕もいじられたい。」

田端氏「RT」

最後は冗談だが、仮に1つしか質問できない前提なら
冗談抜きに私ならDの学生だけ通すかもしれない。

 

 ┃ZOZOTOWNのディスり方(その1)

さて、おふざけはこれくらいにして真面目にZOZOディス祭りにトライしよう。まずは発表されている目標と現実の乖離をディスるパターンである。

 

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※平成30年3月期 第3四半期決算説明資料

発表されている中期経営計画を見てみると20XX年で5,000億の扱高を目指すとある。XX年ということで具体的にはわからないが、2018年3月期と同様昨対比30%の成長を続けるとすると2020年3月期には到達することとなる。(※なおこの規模で昨対30%はEC化率が高まっていったとしても脅威的な数値だ。。)

ここでである、この取扱高を目指す上でボトルネックになりそうなところを発見し、そこを自分ならこう解決してみたい、というのが就活におけるディスる技術の1つの要素だ。

なお、筆者の場合ZOZOに知り合いもいないし、聞けないのでここから先はIRとwebを元に仮説を立てていく作業で少し難易度は高くなる。ただ就活生には聞く権利がある。ならば説明会やOB訪問でストレートに「目標値を拝見しました、そこを目指す上で課題になりそうなポイントってどこですか?」と聞いてしまえばいいのである。(答えに屈する場合等は人事の力量の点で不安が残る)

さて、本題に戻ると商品取扱高を5,000億まで伸ばせるのか?その場合、どこのテコ入れが必要なのかをIRをもとに仮説を立ててみる。 

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商品取扱高を分解すると「購入者×単価×回数」 に分解することができる。そしてそれをIRをもとに計算すると上表のような感じだ。(この作業のところがやや訓練と算数が必要だ。どの要素を伸ばせる可能性があるかというポテンシャルの部分は就活生においては考慮しなくても問題はない。)

結論筆者は、「購入者を新規で増やす」または「購入回数を増やす」かその両方の3つの選択肢があると見立てている。どれかが2倍になれば単純に取扱高は2倍になる。では、その方向に対し、実際にどんなことができるのか。ここが就活生と社会人の差がなく実施できるフィールドワークだ!頭はさほど使わなくていい。

例えば、ZOZOTOWNの利用者が多そうな原宿に潜伏して、SHOPで買物をしている人を出待ちするのだ。

そして「すみません!ZOZOって使ったことありますか?なんで使わないとかあります??」「やっぱり、ありますよね。ちなみに何で今日はZOZOで買わなかったんですか??ZOZOの使用頻度上がるとしたら??」と聞きまくり10〜20人くらいのデータが取れたら十分だ。そして面接に挑んで例えばこう言うのだ。

御社の5,000億という目標、このまま30%成長続けるって、ぶっちゃけかなりハードル高いと思ってます笑。達成する方法なんですが、僕なりに考えて周囲に聞いてみたんですが、ファッション感度の高い非利用者からすると、やはりZOZOは大衆向けファッションのイメージがあり拘りのものやブランドを少ないと認識されているようです。例えば尖ったブランドが集まる別のZOZOを作って、店舗側にも利用者側にもブランドメッセージ伝えるってどうですか?やっぱり、銀座の店舗は〜〜とか、渋谷は〜〜とか買う場所によってブランドイメージ違ってくるじゃないですか。コミュニケーション室長!僕、ファッションはもの凄く拘り強いのでサイトデザインやブランド集めまで是非任せてください。

またある人は子ども服むけのZOZOがあればもっと使うかもっていってました。子どもって成長が早いから、やっぱり何回も買うんですかね?だとしたらその市場つかめれば美味しいですよね。親なら子どもだってカッコよくしたいっすよ。

いかがだろう。仮説立ての部分が難しく聞こえたかもしれないが、

  1. 単に企業の目標と課題を説明会等で人事に聞いて
  2. その理由をフィールドワークで探り
  3. 自分なりの解決法を提案する

上記のみでディスる技術は習得できる。

  ┃ZOZOTOWNのディスり方(その2)

 

またもっと単純な方法がこれだ。下記は上場企業なら出さねばならない同社の有価証券報告書だ。その有価証券報告書には「会社の対処すべき課題」や「事業上のリスク」が載っている。つまりその1で推定した部分の答えが載っているといってもいい。

例えば19期の有価証券報告書「事業上のリスク」にはこう書いてある。

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平たく言うと、メーカー側がZOZOに商品を卸してくれなくなった場合は事業リスクがありますよ、ということだ。そんなことが起こりえるか?詳しくは下記を参照してほしいが、メーカーが支払うZOZOTOWNへのマージンが35%と一般と比べてかなり高いのだ。それでも買ってもらえるからメーカーはZOZOに商品を卸すし、仮に自分たちだけが抜けた場合は自分たちだけ損をするので、その動きはしにくいだろうがリスクがないとはいえない。そこでこう聞いてみる。

www.froggy.money

IRみたんですが、メーカーからかなりマージンもらってるんですね。
これって他のサービスがもっと手数料安く、成果報酬とかで入ってきて、そのサービスにユーザーが結構ついてて売れるっていう状態になったらメーカーの立場強くなりますよね。そういうリスクってどんなサービスに感じていますか?またその際の優位性みたいなものはどう保ちますか??

個人的には、実際メルカリにメーカーがアカウント持てるようになり、運用・発送コストはかかるがfeeが安いから使うというようなことは無きにしもあらずかと思う。ただしメルカリ=フリマアプリとなっているため、マーケティングコストがかかることを考えると実現はしなそうだ。

 

以上が「熱い志望動機」がもたらす「媚びる技術」や「褒める技術」とは180度異なる「ディスる技術」だ。難しく感じた部分もあるかもしれないが、企業研究や現地調査、OB訪問は本来こういう調査をするためのもので、決して受かるために自分に都合の良い部分を見つけたり、媚びを売るためのものではないということである。冒頭の本家恋愛工学で示した通り、企業ランクが上なほどワークすると思うのでしっかり持論をもった上で試してみてほしい。

skogaku.hatenablog.com

脱非モテ就活生はどう生きるか。

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※上記は筆者のTwitterなのでよければフォローしてほしい。所属企業の関係もあり匿名でやりたかったためアカウントを作りなおした。育てるのに心が折れそうだ。

Twitterで述べた通り、なぜ企業に媚びへつらう学生と、企業が媚びへつらう学生が存在するか。それは紛れもなく一般的な就活では「褒める」「媚びる」ことが何となく求められているからだろう。

例えば自己PRの書き方。

「なるほど、この企業が求めているのは挑戦心にあふれて、チームを導ける人材か。もらったな。私は学生時代のサークルで、歴代のチームが達成できなかった、150校が出る大会でベスト4を目指しました。(ほらほら、具体的な数値もいれて挑戦の凄さだしといたぜ。)途中でチームメンバーからは反感をかい辞める人も出てきてしまいましたが、一人ひとりと話し合うことでチームをひとつにまとめました。(見よ、このリーダーシップ)結果ベスト16まででしたが、周囲の仲間からは◯◯さんが副部長で良かったといってもらえ結果以上の経験になりました。(この失敗から学ぶ姿勢も好きだろオラ)」

このお手本なようなES。面接でもだいたいこんなものだろう。しかしである、相当なアホでない限り(だから小利口な人が就活失敗するのだ)求める人物像など絶対見る。ということは同じような話がその企業には大量に寄せられレッドオーシャンで同じ価値で戦うことになるのだ。これが「媚びる技術」だ。

┃脱非モテ就活生はどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 

さて、ではどうしたら「媚びない技術」が手に入るか。これまで、下記のようなエントリーで「非モテの悲劇」、内定をとることが内定を取ることに繋がるという「内定スパイラル」を紹介してきた中で、「だったらどうしたらいいんだオラ!」という悲鳴とクレームが寄せられているので、そろそろ対策も示し始める。 

┃媚びないこととは「ありのままを伝えること」

媚びない、とはありのまま本音を伝えることだ。 

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【保存版】こんな就活はするな。閉塞感を打破するビジネス賢人たちの「就活アドバイス」|新R25 - 世の中がわかるジブンもいい。

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この中でもLINE→ZOZOTOWNで恐らく日本一有名なサラリーマン田端氏や他著名人も「媚びない」大切さを述べている。はあちゅう女史だけは謎に第一志望以外受けない、だって好きじゃない人に告白しないでしょ?とモテナイ人みたいなことを言っているのは内緒だ。

ただし、ここが重要なのだが「ありのままを伝える」ことであって、嘘をつくことは決して推奨されていないし、筆者も全くしていない。ありのままで伝えることで企業をAttractし対等にプレイなくてはならない。田端氏の言うとおり、ここが就活ゲームの肝だ。上の著名人はそりゃ媚びる必要がない。ありのままで実績があるからだ。ここを間違えると大火傷するので要注意だ。

┃企業をAttractできる経験がないならつくる

ここまで書くと、全国大会◯位とか、首席とか、、そんな経験自分にはないとまたしても非モテマインドを発動させる就活生がいるのだろう。安心しよう。あればいいが大抵の学生はそんなの無い。では、どうしたらいいか。答えは簡単だ、今からでも作ればいい。筆者が人事をしていたとき、オッと思わせられて再現性のあるものを紹介しておく。(その学生たちは少なくても選ぶ立場の学生たちだった)

  • 自分でブログ立ち上げて少ないですけど月3万くらいは収益あります
  • 人気商品買ってメルカリで転売して稼いでました
  • 仮想通貨で+200万くらいはでました。最初の頃に入ったので。元手?借りました
  • 3徹までは麻雀してました
  • 月300kmは走ってましたね
  • アルバイト?してないです。麻雀とスロットで生計立てました。
  • Twitterのフォロワー1,500人くらいです。戦略があって〜
  • instaの投稿平均300いいねくらいです
  • 合コンばっかりしてて月10回はしてました。勝率は・・・お金は・・
  • 出会い系アプリの攻略法知ってます?
  • 私◯◯ってドラマめっちゃ詳しいんですけど、あのシーンのあのセリフ知ってます?
  • 就活って結構幻想なとこ多くないですか?なので就活生同士でブログはじめました

ざっとあげてもこのくらいある。例えばこんな具合いだろう。

学生「◯◯さんからしたら大したことないですけど月3万くらいはブログで稼いでます」

人事(いやいや俺の可処分所得10万くらいだから羨ましいわ)「へーどんなブログやってるの?」

学生「留学のブログです。友人達が結構海外行っていて、そこから情報仕入れて私が書いたり、時には書いてもらったり」

人事「へーなんで留学にしたの?」

学生「アフィリエイトで案件単価高かったのと、記事書きやすいからですwww」

人事(ビジネスセンスあるやん)

学生「学生時代頑張ったことですか?麻雀くらいですwでも3徹まではいけますね」

人事(正直なやつめwにしても体力あるな)「麻雀好きなの?」

学生「そうですね、あれって運なようで結構性格でるんですよね。一緒に打つ人の性格から戦略立ててました。あと何だかんだ皆でいるの楽しいじゃないですか」

人事(戦略的な思考も強いのかな?社交性もありそう)「にしても寝ないで平気なの?」

学生「いや全然平気じゃないです、ただ誘われるんで気合いですね。」

人事(タフだし、人の誘い断らないな。営業や企画営業でいけそうだ)

どうだろうか。目標を決めて、チームの逆境を乗り越えて、チームメイトに信頼された話と貴方ならどっちが気になるだろうか?勿論この他にもどんなテーマでもいいと思う。ただし、相手の得意領域の話はよほど自信がない限り避けるべきだ。◯◯業界というのは〜、というようなテーマで話をしても相手に分があるに決っている。

相手の土俵で相撲をとるべきではないんだ。それはまるで、台所に迷い込んでしまったスニーカーのようだ。スニーカーにはスニーカーの土俵があるだろう?それと一緒さ。それぞれのものには果たすべき役割が与えられるように、自分が勝てる土俵を選ぶことが必要なのさ。こういう感じってわかるかい?

村上春樹の主人公風にいうならこんなところだろうか。 

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

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次回はちょっと高度なテクノロジーである「ディスる技術」に言及したいと思う。