内定がないから内定がない。みんなモテる人が好きなのだ。
「ねえ、つくる、君は内定を手にいれるべきだよ。どんな事情があろうと。私はそう思う」(色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年)※一部編集
僕もそう思う。
就活の時期になると、一部の就活生は自信満々になり、
一方多くの就活生は内定を取れずに自暴自棄になったりする。
何を隠そう、筆者も人生で一番苦労したのは就活活動といっても過言ではない。
では両者の差はいったいどこにあるのか?
もちろん細い答えはたくさんあるだろう。
ただ私はあえて断言したい。
内定を取ること
逆説的だがこれが内定を取るために大事なことだ。
間違っても巷の就活本を参考に自己PRをひねるというようなことをしないでほしい。
はっきり言って時間の無駄だ。
就活関係で秀逸な本に中川淳一郎氏著作「内定童貞」という本があるが、
この本の中で、以下に世間一般の自己分析や自己紹介の書き方講座がイケてないか紹介されている。
私は多種多様なアルバイトを経験しました。中でも一番の思い出は、気ぐるみショーの仕事です。気温33度の真夏に分厚いぬいぐるみを2時間も着ていねばならず、本当に大変な思いをしました。でも子どもたちの満面の笑顔を目にして、心から充実感を感じました。辛くてもやり遂げる喜びを体感できたことは、アルバイト経験を通じて得た最高の収穫だったと思います。
この自己紹介を見て人事が感じるのは
「体力あるな、こいつ」
「暑さにつよいな、こいつ」
ということだけである。(「内定童貞」/中川淳一郎著)
この本は笑いながら読めるので就活生と企業人事にはぜひオススメしたい
┃生物学的な観点からみた時の「内定」シグナリング
あて、本題に戻ろう。なぜ内定のために内定が大事か。
前回のエントリーで、企業(女性)はエントリーコストや採用リスクが高く、失敗できないため恋愛市場でいう女性に置き換えられると説明した。さらに企業の経営や人事は当然、企業が淘汰されないように優秀な遺伝子(社員)を採用するようにインストールされている。
そこでだ、いかに自身が優秀であるかを示すシグナル、それが内定なのだ。
実際に筆者が採用担当をしていたとき、◯◯社(特に採用競合であればあるほど)の選考が結構進んでいる、内定を持っている等聞くと、それまではあまり良い印象を持っていなくても、「あれ、何か聴き逃しているかな?もしかして引き出せてない一面あるかもな」等考えてしまうことが多々あった。
世の中の女性は胸に手を当てて考えてみてほしい、
「モテる男性」と「モテない男性」がいたら
ファクターがこれだけだとしてどちらを好むか。
こんにちは、建前君。
「モテない男性のほうが浮気もしなそうだし、尽くしてくれそうでいいなー」
そうだよね、本音君。
「モテる方がいいに決まってるじゃん。みんなが欲しがってるんだから良い男に決まってるし、この人と付き合ったら皆に自慢できるじゃん」
(世の中言って良いことと悪いことがあるので、そろそろ就活美談軍と女性軍から集中砲火を浴びる気がしてきた)
ちなみにリッチマンプアウーマンの中で小栗旬が演じる日向徹社長も説明会に来た学生に同様のことを言っている。
そうだな、内定を5個以上持っていない学生はいますぐ帰ってくれ。こんな時期にわざわざ説明会をやっているのは、他社が寄りすぐった人材のみに出会えるからだ。こんな時期になって内定を1つも持っていないやつに用はない!
私が言うことは納得してくれなくても小栗旬ほどのイケメンが言うことと思って聞いて欲しい。
┃内定童貞からの卒業
その1つをどうやって取ったら良いか教えろよ!オラ!
という罵声が聞こえそうなのだが、その取り方こそが本ブログのテーマなので、
これから様々なテクニックを体系的に紹介したい。
ただここで1つだけ紹介するとしたら、応募企業の格を下げて内定を取っておくことだ。
大手企業志望ならば、選考が早いベンチャー企業の内定を取っておけばいい。
ベンチャー企業志望ならば、ベンチャーの中でも選考難易度が高くない会社やブラック企業と呼ばれているとことでも内定をもっておくといい。
その事実が直接的にシグナリングにもなるかつ、自分の心の余裕にもなり、余裕がある就活生を演じることができる(というか本当に余裕が生まれる)
Sランクの女性を童貞男子が落とせるわけはないのだ。
繰り返しだが、内定獲得のための就活ゲームのハッキング方法「就活工学」は今後明らかにしていくので楽しみにまっていてほしい。