僕は就活を証明しようと思う。

完璧な就活というものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

「志望動機」がもたらす非モテコミットという悲劇

 

 「志望動機はなんですか?」

この質問に対する答え方に迷う就活生も多いだろう。答えは前回エントリー「僕は内定の方程式を証明しよう。 」で少し触れたとおり、シチュエーションによって違う、だ。今回のエントリーでは早い段階での面接というシチュエーションに限っての悲劇を紹介する。

いったん話はそれるが、早い段階でのこの質問は筆者はそもそも企業に問題があると思う。
考えてみてほしいのだが、一次面接で志望動機を聞くなど、そもそも合コンの自己紹介で男が女に、

 

「お前は俺のドコが好きなんだ?」

 

という質問をしているに等しい。これが許されるのは企業が西島秀敏ばりのイケメンか、村上春樹小説の主人公くらいなものだ。相手が西島秀敏なら、ジェネラルルージュの速水晃一に舐められるチュッパチャップスになりたい女性もいるのでは(ry)

失神

失神

 

企業の採用担当の目に触れるならば一言だけいっておきたい。学生の本音はほぼこんな感じだろう。

「そんなのねーよバカ。そもそもほぼ知らないのに志望動機なんてあるわけねーだろうが。でもしょうが無いから通過しそうな話するからよく聞いておけよ」 

ただ、、である本ブログのテーマはあくまでもどうしたら内定を取れるかだ。なので企業が悪いということを筆者は断言してしまいたいのだが、それを言っていても何も解決しないので、聞かれた場合のテクニックについて書いておく。

┃ウソだらけの異常な空間を脱する

合コンを引合いにだしたが、合コンで仮に男に自分のどこが好きか聞かれたとしよう。

「はい!さっき皆にお絞りを配ってくれていましたし、店員さんに対する態度も優しかったです。私も優しい親に育てられてきたので、"優しい"という共通点に運命を感じました」

合コンでこんな回答をするのか?100%しないだろう。なぜ就活という異常な空間では上記がまかり通るのか?聞く方も聞く方だが、答えるほうも答えるほうで痛すぎだと感じるのだがいかがだろう。ちょっと大げさかもしれないが、実際に序盤で答えられる志望動機なんてこのようなものだろう。実際、巷の就活本にも「自分の過去の経験(できるだけ今の自分の核をつくる原体験となっている部分)と企業の共通点を見つけて志望動機を作るといい」と書かれているのを私も数冊見つけた。

┃普通に答えればいい

では、どう回答するのがいいか?答えは簡単である。先程の合コンだったらなんて答えるか?

「いや、まだわかりません」

が本音だろう。(繰り返しだが相手が西島秀敏出会った場合は除く)

だったら面接でも同じだ。ただマイナス印象を与えるのも非合理的なので、失礼のない本音で答えよう。

「正直まだ深い理由は持っていません。ただ先輩が商社で働いていて、凄く楽しそうに働いているので僕もまず受けてみました。他にもコンサル等も見てみたいですが、面接という形でもいいので、まずは社員さんの空気感を知ったり、色んなお話を聞いてみたいと思って今日は来てみました。ですから、志望度に関してもまだわからず、これから色んな企業との比較の中で選択したいと思います。」

もう少し語れる人もいるだろうが、これがほぼ本音だろう。

┃悲劇の非モテコミット

このテーマは今後数回に渡り取り上げると思うが、巷で言われる「熱い志望動機」「第一志望、志望群と答える」というような回答をするとプラスが得られないだけならまだしも、逆に企業にマウントを取られるだけとなる。それが恋愛工学でいう「非モテコミット」だ。

skogaku.hatenablog.com

以前のエントリーで示したとおり、企業(女性)は「モテる就活生(男性)」が好きなのだ。であるならば、出会ってすぐに熱い志望動機を語ったり、第一志望ということを示したらどうなるか?

 

それはあなたがモテないことの証明にしかならない

 

であるならば、理路整然と「自分には他にも選択肢がある」ということを示せれば、モテることの証明になる。(内定を持っていることが最強のシグナリングになるということを以前示したときに「嘘をつくのもあり」というような意見が散見されたが、筆者は「嘘は全くもってススメていない」し今後も進めないので、持ってもいないのに他に内定を持っているというようなことを志望動機で語るのはオススメしない。あくまでも「これから他に見る企業がたくさんある」という事実で良い)

最後に誤解がないように書いておく。

内定=試行回数×ヒットレシオ(f’)
ヒットレシオ = f’(シチュエーション,テクニック)

今後執筆予定だが、本エントリーはあくまでも序盤の面接においてだ。

デートを重ねて(場合によっては身体も・・)の後と合コンの自己紹介では使うべきテクニックが全く違うことは忘れないでほしい。